【健康コラム】雨の日とセルフマッサージと温熱パック 2019
07/13
さて、今年は梅雨らしい天気が続いてます。雨が降り続き、気温も上がらず、私も脚から冷えがひたひたと登ってくる感覚があって、ちょっと下半身がだるめです。
こういう日はホットタオルで簡単温熱パックを作って、軽くセルフマッサージを。パックを作る時間も含めて約5〜10分。簡単に脚のだるさがとれますよ。
温熱パックの作り方。
1.縦に1回、横に1回折りたたんだフェイスタオルを水に濡らして、くるりとまいてよく絞り、封を開けたままのフリーザーバックに入れて、レンジで約1分チンします。
2.ラップを50センチほどの長さにカットしたのを2枚、5センチくらい重ねる感じで床に広げます。
3,チンしたフェイスタオルをひろげて、広げたラップの下の方に寄せてのせます。
4.上方のラップを折りたたんで、フェイスタオルをラップでサンドします。
5.空気をよく抜いてから、端を折りたたんで、タオルをラップで密閉。これで簡単温熱パックの出来上がり。
さて、この温熱パックはすぐ冷めてしまいますので、ここから動きをすばやく!(この状態でレンジでもう一回チンしても、なかに残った空気が膨らんで、ラップがぐちゃぐちゃになってしまいます^^;)
それではセルフマッサージの仕方。
1 だいたいだるい時に、さわってきもちいいのは脚の内側です
なので、床に座って脚を外側に倒して、内側が上にくるようにします。
2 足首からすぐ上あたりをさわってみると、だるい人はわりと冷えてるはず。これがだるさの元凶です。
3 まずはふくらはぎの内側全体に温熱パックをのせて、足首から膝へむかって、掌でゆっくり体重をかけるように押していってください。ひと押し4秒くらいのゆったりしたリズムでだいたい3回くらい。
4 次に、膝から上に温熱パックをずらして、こんどは前腕で太ももによりかかるようなイメージで、膝から腿の付け根にむかって、ゆっくりおしていきます。だいたいこれも3回くらい。
とりあえずはこれだけ。
どうでしょう?さっきよりだいぶんだるさがとれていませんか?
ポイントは脚の内側にある、三陰交と血海というツボ。ここが冷えてると、脚がだるく感じるようです。(写真は「針灸取穴入門」入江靖二著 緑書房 より)
セルフマッサージが終わったあとも、ここを冷やしたままでいると、すぐに元にもどってしまいます。
靴下やももひきを上手に活用して、セルフマッサージ後もこの2つのツボを冷やさないようにしていると、効果が長持ちしますよ。
ええーい!そんないちいちタオルを温めたりするのはめんどくさいわ!というそこのアナタは、簡易カイロ(いわゆるホカロンとかね)の封を切りましょう。
膝の内側の血海あたりをカイロでこしこし擦るだけでも、まあ効くっちゃ効くので。
だるーい雨の日は、ちょっと自分の身体をいたわってあげて、快適に過ごしてくださいね。
※この記事はしんきゅうコンパスのコラム(2017年5月掲載)に加筆修正して再掲したものです。
はり灸指圧治療ぬくまる屋
店主あいざわゆきこ