「 鍼灸マッサージ」記事一覧

【news】厄除け祈願『夏のアマビエ祭』開催のお知らせ 2020
08/1

気がついたらもう8月ですね。でも今年の夏は肌寒い雨の日が7月いっぱい続いたり、夏祭りや大型イベントが中止になったり。子供たちの夏休みも自治体によって時期がばらばら。
なんだかこれといった区切りがなくて、夏になった気がしません。

それはつまらん、つまらんぞ!

というわけで、季節の区切りを少しでもつけるために、夏イベントを開催してみようと思い立ちました。
題して『夏のアマビエ祭』。2020年8月1日(土)〜9月13日(日)
に、謹んで開催させていただきます。

新型コロナウイルスの襲来とともに、ネットでもてはやされた妖怪アマビエ。


この妖怪アマビエは、江戸時代後期に、熊本県あたりの海中に出現。疫病が流行るときには自分の姿を描き写したものを早々人々に見せなさい、という言葉を残したと言われています。

ぬくまる屋では、そんなありがたいアマビエのお姿を貼り付けた『魚沼産コシヒカリ』1合を、期間中に足をお運びくださったお客様全員にお配りいたします(期間中おひとり様ひとつ)。

また、ぬくまる屋恒例のおたのしみ、景品がもれなく当たるくじ引きをやります(期間中、ご来店の度にひけます)。くじで当たる景品は以下の通り。

ラッキー賞  その場で施術料金から1000円引き
じゃんけん賞 次回使えるじゃんけん割引券
脚スッキリ賞 次回使える膝から下の脚オイルマッサージクーポン
アマビエ賞  厄除けアマビエキャンディ

ささやかではありますが、鍼灸マッサージでリラックスするついでに、ちょっとしたスリルを楽しんでいってください。

ご来店、心よりお待ち申し上げております。

西川口・蕨 はり灸指圧治療 ぬくまる屋

店主 あいざわゆきこ

【重要】緊急事態宣言に伴う営業時間等の変更のお知らせ 2020
04/8

 2020年4月7日(火)、新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が発令され、5月4日(月)には、期間を延長する通達がなされました。

 宣言内容を吟味の上、ぬくまる屋では、お客様の健康維持のために、継続的な鍼灸や指圧マッサージの施術の提供は必要と判断し、衛生管理に細心の注意を払った上で、営業を継続させていただいております(5月5日現在)


ただし、接触人数を極力減らすことで感染機会を減らすという宣言意図に沿って、宣言期間中は以下の通り営業内容を変更いたします。


①営業時間の変更

平日、土・日・祝の全日、10:00〜19:00の営業になります(19:00ラストオーダー)。水曜日定休は通常通りとなります。

②完全予約制への変更


 お客様をお迎えする時間以外は、入り口を施錠、もしくはシャッターをおろしています。

そのため、当店のお試しコースは当分の間休止します。

 予約なしでのご来店はお控えいただきますよう、お願い申し上げます。ご予約されたお客様も、早めにご来店くださっても施錠されている場合があります。なるべくご予約時間ジャストにご来店くださるようお願い申し上げます。


③割引券の期限の延長


 2020年3月末、もしくは4月末までの有効期限の割引券をお持ちの方は、そのまま保管しておいてください。宣言期間終了後のご来店でも無期限でご利用いただけます。


④新規お客様の制限

 利用人数を控える都合上、ご新規のお客様のお引き受けは極力控えさせていただきます。

そのため、期間中はご新規様限定特別セットメニューのご提供を休止させていただきます。

ただし急な腰痛など、鍼灸やマッサージ施術が必要と感じた場合は、お電話にて(048−494−6374)ご相談ください。

⑤臨時休業の可能性

近隣区域の感染の急な拡大や、管轄の保健所の指導により、急に営業を停止する場合もあります。Twitterにて当日の営業、予約状況は随時更新していますので、ご確認ください(Twitterアカウントをお持ちでない方も、以下のリンクから閲覧いただけます)。↓

https://mobile.twitter.com/nukumaruya

 以上、いろいろご不便をおかけして申し訳ありませんが、ご承知の上、ご予約をいただけると幸いです。よろしくお願いします。


西川口・蕨 はり灸指圧治療 ぬくまる屋

店主 あいざわゆきこ

関連リンク

https://nukumaruya.com/shop-blog/2020/03/29/【news】新型コロナウイルス感染症対策について/

【健康コラム】お肉と子宮筋腫と鉄分(後編) 2019
08/10

お肉と子宮筋腫と鉄分(後編)

お待たせしました。前回のコラムの続きです。

前回のコラムはこちら↓

https://nukumaruya.com/shop-blog/2019/08/02/【健康コラム】お肉と子宮筋腫と鉄分(前編)/

 前回の内容をさらっとまとめると、子宮筋腫の人は、一般的にお肉や乳製品など、動物性の食品を避けた方がいいと言われる……というお話でした。

 私も今のところ、子宮筋腫の方に日常生活でのアドバイスを求められたら、そのように答えてはいます。

 ところが、最近非常に真面目というか、ストイックな方が増えておりまして、こういうアドバイスをすると、100%きっちり守ってしまわれる方が割といらっしゃるんですね。

 つまり、一気にベジタリアンになってしまったりします。

 閉経後の女性や、退職して特に運動もしていない男性が、自然と肉類を身体が受け付けなくなって、ベジタリアンになっていく……というのは、割とおみかけします。そういう人達は、肉類や乳製品の栄養を最早あまり必要としなくなっているから受け付けなくなっているわけで、そういうベジタリアンなら、あまり問題はないし、いいのです。

 けどですね、閉経前の女性や、働き盛りの男性がベジタリアンになるのは、正直かなり危険なのではないかと思うのです。

 実はですね、ワタクシ過去にひとり暮らしをしていた時に、一時期ベジタリアン生活を送っていたことがありまして。いや、ダイエットとか、何か主義主張があってとか、そんなんじゃなくって、単に肉を買うお金がなかっただけなんですけど^^;。

 なので、大抵は大根とニンジンを煮物にしたり。

 キャベツ半玉を塩胡椒で炒めたり。

 ほうれん草や小松菜をおひたしにしたり。

 おからをお野菜の残りと一緒に甘辛く炒ったり。

 こんなおかずを、ごはんと一緒にかきこんでいました。

 たまーに脂っこいものが食べたくなったら、一枚50円のコロッケを。うーん、見事に肉なし!。

 まあ、特に生活に差し障りもなかった(と自分では思ってた)し、野菜生活ヘルシー♪くらいに構えていたのですが、傍からみたら、相当ひょろひょろゆらゆらしていたらしくorz。元来痩せ型の体格だったこともあり、心配した知り合いが、ワタクシを某牛角食べ放題に連れ出してくれました。

 もともと主義主張があって断肉してたわけではないし、食べ放題とあらば……というわけで、牛カルビやらロースやら豚とろやら厚切りベーコンやらを、たぶん2、3人前くらいガツガツ食べたと記憶してます。

 で、その日は食べたー!!という満足感と共に眠りについたのですが、翌朝の変化が劇的ですっごい驚きました。

なにがすごいって、朝すっきりさわやかに起きられる!しかも、身体が軽い!世界が明るい!つーかこの時点で、初めて気が付きました。

私、慢性的な貧血になってたんだ……!

 さて、ここで皆様お気づきかと思われますが、お肉(特に牛肉やブタ、鳥レバーなど)は、赤血球を形作る鉄分を豊富に含んだ食べ物なのですね。貧血予防には欠かせない食べ物なのです。

 よく菜食を勧めるサイトなどでは、小松菜やほうれん草でも鉄分は充分摂れるから肉は必要ない、という主張も目にします……が!

お肉の鉄分はヘム鉄、お野菜の鉄分は非ヘム鉄。同じ鉄分でも種類がちがうのです。

そして、ヘム鉄の体内への吸収率は、非ヘム鉄の約5倍!

画像は

http://www.ils.co.jp/seihin/hem.html

より拝借しました。

 実際、私は鉄分が高いと言われる大豆系の食品(豆腐、おからなど)や、ほうれん草、小松菜、ひじきをこまめに食べていても、しっかり貧血になっていました。

 鉄分が欠乏しても、ごはんや野菜はしっかり食べていたので、身体はそれらのエネルギーだけでも、動くことは充分にできます。それ故に、体調の変化の過程もゆっくり。なので、体調がかなり悪くなっていても、気がつきにくかったのです。

 つねにだるい、眠い、朝起きられない、なんだか視界が暗い、ふとした拍子に床がせり上がってくる感覚がある(めまいの症状のひとつです)……。今思うと、これらの貧血症状が日常的に起きていたわけですが、貧血にありがちな「倒れる」とか、「気持ち悪い」とか、そういった明確な症状は全くなかったため、これが普通の身体の状態だと思って、まったく気づきませんでした。

 そして、子宮筋腫を持っている人は、月経時の出血量がとんでもなく多くなっています。ただでさえ、貧血になりやすい状態なのです。それなのにお肉を全く食べない……なんてことをしてしまったら……!もう、想像はつきますよね?

 もちろん、こういう場合は病院から処方された鉄剤をちゃんと飲んでいれば、貧血状態はすぐに改善されてきます。じゃあ、お肉を食べなくてもいいじゃん?って思うかもしれません。

 でも、お肉は鉄分以外にも、脳の神経伝達物質を作るのに欠かせない必須アミノ酸や、疲労をとるビタミン類などを豊富に含んでいます。それらを摂らないことで、鬱になりやすくなったりすることは確かにあると思うのです。 

 もし、毎日肉をがばがば食べていた……というなら、確かにある程度は減らす必要はあります。焼肉通いを週1から月1にするとか、毎食肉をたべていたなら、一日に一回にするとか、肉の量を半分にするとか。

 でも、まったくカットしてしまうのも、身体にはよくないと思うのです。ある程度は必要。

 だからと言って、お肉だけ食べても栄養は吸収されづらいです。たとえば、お肉の鉄分はビタミンCと一緒に摂ることで、かなり吸収がよくなるそう。生のピーマンや、レッドキャベツのサラダを一緒に食べるといいとか。

 とどのつまり、肉もお魚も野菜も果物も「バランスよく」食べてよ……ってことなんですよ。

 その「バランスよく」というのが、個々の体質の違いによってもかなり差がでるし、好き嫌いやアレルギーの問題もあるので、難しいところではあるのですが。

 そして、お肉を食べることで、もし筋腫が大きく育ってしまったら……と不安に思う気持ちも、もちろんわかります。だから、お友達や、お子さんや、旦那さんが食べる量よりは少なめにしましょう。

 それでも、筋腫が育ちやすい体質、育ちにくい体質というのは確かにあります。人によっては肉を減らしたのに、筋腫が育ってしまった……!ということもあります。でもですね、そういう方は肉をカットした状態でも筋腫が育ってしまうことも多いのですよ。貧血と筋腫のダブルパンチ。辛いです……。食生活は確かに重要。でも食生活が全ての原因なわけでもないのです。

 鍼灸では、そういった体質を少しでも変えるお手伝いをさせていただきます。長期戦になってしまうと思いますが、その都度鍼灸師と相談して、無理なく通える範囲を設定してもらってください。状況が許せば、おうちでの施灸方法なども指示してもらえると思います。

 ひとりで病気と戦わず、鍼灸師と一緒に戦ってみませんか?

 出来ること、出来ないことはありますが、ぜひ一度ご相談してみてください。

※このコラムは、2017年6月掲載しんきゅうコンパスコラムの再掲です。

西川口 蕨 鍼灸指圧マッサージ

はり灸指圧治療 ぬくまる屋 店主 あいざわゆきこ

【健康コラム】温める酒と女子と飲み会 2019
07/7

 世間は、ボーナスだ夏休みだ納涼会だとかしましく。お酒を飲む機会も急に増えてきてワタクシも例外ではなく、ぼちぼち飲む機会をいただいています。

 お酒をいただくのは、楽しい!美味しい!けど……妙齢の女子は身体が冷えるのよ~……!翌日身体が辛いのよ―(泣)

 や、呑んでいるときはアルコールで身体が温まった気がするので、暑いとしか感じないし、気持ちよいのですが、最近酔いが醒める時に猛烈に腰や背中が痛くなるんですよ……。なにこれ?年のせい?

 なんていうか、外気が寒い時期ほど、痛くなる率が高い気がするんですよね……なんででしょう……?と冷静に自分の行動を振り返ってみますと。

乾杯→とりあえず生中(ビール350mlほど)

→つまみは枝豆や冷奴、生サラダ

→2杯目も生中(ビール以下略)

→脂っこいつまみが運ばれてくる(唐揚げなど揚げ物系)

→爽やかに口を潤したく、女子らしくグレープフルーツサワー(焼酎、グレープフルーツジュース、炭酸水)など頼む

→メインの焼き物などが運ばれてくる

→暑い

→キンキンに冷えた芋焼酎のロックかソーダ割

→いい加減酔っ払って暑い!暑い!

→デザートは当然アイスクリーム

→暑いのでカーディガンなど脱いだまま外に出て、解散

→酔い覚ましにコンビニで冷たい水やお茶を買って飲む(約350〜500ml)

…………なにやってるんだ、私。身体冷やしまくりorz。

家に帰ってお布団に入り込んでから、猛烈な寒気を感じて目が覚める訳がわかったような。そりゃ、腰も背中も痛くなる訳です。

 今回は自身の反省を踏まえつつ、妙齢の冷え性女子にも優しいお酒の飲み方を模索してみます。や、そもそも酒なんて身体に悪いから飲まなきゃいいじゃん、との指摘が飛んできそうですが、まあ……そのなんだ……許して^_^;

.お酒を美味しくいただく為のコツ

『お酒を飲むと、膝などの関節が痛みませんか』

 さて、先程は腰や背中が痛いのは、冷えのせいではないかと言ってみましたが、どうやらそれだけではなさそう。

もちろん冷えもあるのですが、肝臓のアルコール分解機能に依るところも大きそうです。

https://www.excite.co.jp/News/bit/E1291334787233.html

 「アルコール自体が毒性をもった物質ですが、その代謝過程で生じるアセトアルデヒドはもっと強力な毒性を持っています。飲んだ後のこのような痛みは、アセトアルデヒドが筋肉や関節付近の細胞に浸透し、神経を刺激し、痛みの原因の一つになると考えられます」(医療法人社団榎会・榎本クリニック/深間内文彦院長)

 ポイントは、自身の肝臓がどれくらいの量のアルコールを代謝できるか知っておくこと。代謝しきれない量が増えれば増えるほど毒性の強いアセドアルデヒドが発生し、筋肉痛のような痛みが生じます。

 まーでも、飲み始めると、気がついたら限界量を越してた……なんてのもよくありますよね(^_^;)

 この状態を避けるには、いくつか方法があります。

 チーズや豆類、ねぎやじゃがいも、ピーマン、フルーツやナッツ類を意識的におつまみに加えるとよいようです。

アルコールを代謝する際に必要になるビタミン類(ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE)とタンパク質をおつまみで同時にとっておくこと。

・水を摂ること。

ビール会社の営業さんによると、だいたいジョッキ2杯ほど飲んだら、間にコップ1杯の水を挟むのが理想的なのだそう。

 まず第一に、アルコールを飲むと必要以上に水分が体内から排出されますが、水を飲むことで脱水症状を起こすことを防いでくれます。

 また水分は、アルコールを肝臓で分解する際に必要な材料のひとつでもあります。

 ビールなんてほとんどが水分だから、水なんか途中で飲まなくてもいいじゃないか!という諸兄も多いですが、それやってて急性アル中や脱水症状で大変になった人を何人も知ってます(^_^;)。

 自分だけが特別な肝臓の持ち主だとは、ゆめゆめ思わぬよう。 

 アルコールを代謝する材料がなければ、どんなに酒上戸な方でもぶったおれます。

 途中で水を挟むのが難しければ、お開きのあとにお水を充分に補給してください。

 水を飲まないまま眠りこんだりすると、翌日ひどい2日酔いになるくらいならまだいいけど、下手すると脱水による脳梗塞や心筋梗塞を起こして、そのままあの世行きですよ。

2.自分に合うお酒を選ぼう

 しかし、いくら水を合間に摂ったり、おつまみに気をつけていても、私、鬼門のお酒があります。

 焼酎やビールはわりあい飲めるんだけど、赤ワインがダメなんです。35才をすぎたあたりから、急に飲めなくなりました。ワイングラス1杯が限界。それ以上は気持ち悪くなって吐いちゃうのです。

 たまたま体調が悪い時に飲んじゃったのかなーと思っていたのですが、そうではなく、やはりお酒の種類によってアルコール代謝能力が変わってしまう人が、少なからずいる模様。

『特定のお酒に弱い人』

↑上記のサイトによると、赤ワインにはアルコール以外にも肝臓で代謝しないといけない副産物があって、どうやら私は、それらの物質を代謝する能力が弱いため、アルコール分解能力が極端に落ちてしまうようです。

 他にも、蒸留酒はOKだけど醸造酒はニガテ……とか、ビールの炭酸が胃腸の吸収能力を刺激しすぎて酔いやすくなる……とか、その人その人の体質によって、アルコール代謝が難しくなるお酒はさまざま。

「自分の体質や肝臓に合ったお酒が見つかればお酒の楽しみも一層広がります。

もし二日酔いや悪酔いにムラがある場合は、その時飲んだ酒を思い出してみましょう(上記サイトより抜粋)」

 うちの婆様(酒豪)が、生前「お酒を飲む時はチャンポンだけはするなよー、腰がぬけるぞー」とよく言ってましたが、どうやら理由はここにありそう。

 チャンポンすると、どのお酒が自分にとっての鬼門だったのか、わからなくなっちゃいますものね(^^)

3.身体を温める性質のお酒ランキング発表(自身の体感での独断も含む)

 もちろん西洋医学観点から肝機能を見据えた飲み方も大切ですが、冷え性女子のために、東洋医学的観点から、身体を温める作用のあるお酒を調べてみました。

 や、アルコールって飲んだら全部温まるじゃん?と思いがちですが、酔いが醒めた後に身体が冷えづらいかどうかが重要。

漢方では、身体を冷やすか温めるかの性質で、食材や漢方薬を大きく『熱、温、平、涼、寒』の5つに分類しています。

『熱』が身体を1番あたためて、『寒』が1番冷まします。

『平』は、温めも冷やしもしない中間の性質をもっています。

 基本的には、寒い土地や季節に採れるものが身体を温め、温かい土地や季節のものが身体を冷やす傾向にあるようです。

それでは主要なお酒5つのランキング発表!

5位 ビール:性質『涼』

『液体のパン』とも言われるほど栄養価が高く、ほどよい炭酸が胃を刺激し、食欲を増進させてくれます。

 しかし身体を冷やすので、やはりビールは夏向け。冷え性女子は「とりあえず」の1杯を負えたら、他のお酒に切り替えた方がよさそうです。手前味噌ですが、ビールについて書いた記事はこちら↓

https://nukumaruya.com/shop-blog/2019/07/05/冷えと女子とお酒/

4位 焼酎:性質『温』

 お酒自体の性質は温める方向にありますが、焼酎は何かで割って飲むことがとても多い飲み物。割モノの組み合わせによって一番性質を変えるのがこのお酒の特徴。

 サワーやハイなど、フルーツ果汁やお茶と組み合わせることが多いですね。参考までに、割モノになりそうなフルーツやお茶の性質も列挙しておきます。

お茶

緑茶、抹茶『寒』 紅茶『温』 ウーロン茶『涼〜平』

フルーツ

グレープフルーツ『寒』オレンジ『寒』梅『平』みかん『微温』ざくろ『温』桃『温』

 ちなみに鍼の師匠は「『焼酎のお湯割り梅干し入り』が、一番身体に優しい」とおっしゃってました。あたたかい焼酎をちびちび飲みながら、梅をしゃぶるとなんかホッとします(^^)

3位 日本酒:性質『温』

 きんきんに冷やしたりせずとも、常温やぬる燗で呑んで一番美味しいお酒がこれ。飲む段階でも身体をそんなに冷やさずに済みます。

 また、アミノ酸やビタミンなどの栄養素を豊富に含み、発酵させる段階で使う麹が、美肌によいと評判ですね。確かに日本酒を適度に飲んだ翌日は、お肌がもちもちつるつるする感じがあります(※あくまでも個人の感想です)

アルコール度数が高めのものが多いので、飲み過ぎに注意してくださいね。

2位 ワイン:性質『熱』

東洋医学では『暖腰腎』の効能があると言われ、主に腰など下半身の冷えによいとされています。

 冬はシナモンやオレンジピールを香り付けに加えたホットワインが最高!寒い屋外でも、ちょっと熱めのホットワインをゆっくり飲むと、末端から身体がぽかぽか温まってきます。

ただしアルコール度数は高めなので、くれぐれも飲み過ぎには注意してくださいね。

1位 紹興酒:性質『熱』

 アミノ酸を豊富に含み、東洋医学では女性特有の悩みに対して効果を発揮するとされています。貧血、生理痛はもとより、出産後の身体の回復にまで(もちろん妊娠中はダメ)!

飲むと身体がカーっと熱くなって、酔いが醒めたあとでも、あたたかさが一番続く感じがするのがこのお酒です。

 ストレートの紹興酒に氷砂糖を溶かして、常温でいただくのが一般的な飲み方ですが、常温の紹興酒に熱いジャスミンティーを半分くらい注いで割ると、適度なぬる燗に。特有のキツイ香りも、ジャスミンの香りでまろやかに緩和されて、飲みやすくなりますよ。

 ただしアルコール度数はすごく高いので、飲みすぎないようにしてくださいね(私はジャスミンティー割1杯が限度^_^;)。

 本来は身体を温めるお酒のつまみもセットで論じるべきですが、それをやりだすとキリがなくなるので、今回は割愛。

 身体を温めるザ・キング・オブつまみは火鍋とだけ言っておきます。材料の羊肉、しょうが、唐辛子、花山椒、八角、これらはすべて温〜熱の性質を持っています。特に羊肉の性質は『大熱』。北海道などでジンギスカンが好まれる理由がわかるかと。でも、あまり辛いと酒がすすみすぎるし、胃を荒らすので、ほどほどにどうぞ。

参考文献:東方栄養新書(株式会社メディカルユーコン 著者:梁 コウ千鶴)

4.結論

 理屈っぽいことをぐだぐだ述べてきましたが、一番身体に優しいお酒の飲み方は、実は気のおけない人達と楽しくだらだらおしゃべりしながら、自分のペースで飲むってことなんじゃないかと。これホント大事。

 だらだら喋ってると、そちらの方に気をとられて、お酒をあおるペースも落ちるし、なによりもストレス発散になります。

肝臓は、東洋医学的には『怒り(ストレス)』の感情と非常に密接な関係にあると言われています。

 言われてみれば、たしかに仕事絡みの気を遣う飲み会より、気のおけない友達との飲み会の方が全体の酒量は多いはずなのに、翌日の身体の状態は、明らかに友達との飲み会の方が楽なんですよね。

 おしゃべりによるストレス発散で『怒り』を外に逃がしてやった分、アルコールを分解する肝臓の働きもよくなっているのではないかと(あくまでも主観ですが)。

 もちろんお仕事絡みの飲み会も大切ですが、緊張する場では肝臓の働きは悪くなるものだと『肝』に銘じて、アフターケアや酒量のコントロールを大切にしてくださいね。

 お友達やご家族とは、おしゃべりをしながらのだらだらお酒を、おもいきり楽しんでください。

それでは皆様、よい夏を楽しんでくださいませ。

西川口 蕨 鍼灸指圧マッサージ アロママッサージ

はり灸指圧治療 ぬくまる屋 店主 あいざわゆきこ

※この記事は2017年12月しんきゅうコンパスコラムに掲載されたものを加筆修正しております。

【健康コラム】冷えと女子とお酒 2019
07/5

さて、先日は昔のお友達(とってもパワフルでおしゃれな素敵女子です)がお店に遊びに来て下さり、治療のあと飲みにくりだしましたので、今度はオンナノコとお酒のお話を。


 最近の女子は冷えていることが多く、古来から身体を温めるには、適量のお酒がよいとされています。

 かく言う私も、昔から冷え性。小学生の時の体温はいつ測っても35度台。そして喘息持ち。

 冷えによる喘息の悪化があるのでは、と睨んだ母の見立てにより、薬用養命酒を毎日おちょこに1杯だけ飲まされてました^^;(今だったら色々ヤバイんだろうけど、まあ時効ということで。)

 確かに養命酒を飲むと、身体がほんわり暖かくなって、寝付きがよくなったような気がします……。

が、今だから白状しますけど……くっそまずいんだわ!これが(いや、個人の嗜好にもよるんだろうけど)!で、反発して、いつのまにやら飲まなくなってしまいました……とほほー。

 けれど、身体が温まったのは確かなので、薬用養命酒とはどんなものなのか、少し調べてみました。
↓下記は養命酒製造株式会社様のHPより引用。

イメージ 1

https://www.yomeishu.co.jp/yomeishu/about/product.html
薬用養命酒の薬効成分
成分・分量(60mL中)日局 インヨウカク 114mg日局 ウコン 36mg日局 ケイヒ 270mg日局 コウカ 12mg日局 ジオウ 60mg日局 シャクヤク 60mg日局 チョウジ 24mg日局 トチュウ  18mg日局 ニクジュヨウ 48mg日局 ニンジン  60mg日局 ボウフウ 96mg日局 ヤクモソウ 48mg  ウショウ 594mg  ハンピ 12mg

上記の生薬を日局規定のチンキ剤製法に準じて冷浸する。添加物として、みりん、アルコール、液状ブドウ糖、カラメルを含有する。 アルコール分14%

効能:次の場合の滋養強壮:胃腸虚弱 、食欲不振、血色不良、冷え症、肉体疲労、虚弱体質、病中病後

(筆者注;日局とは「日本薬局方」のこと。医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第41条により、医薬品の性状及び品質の適正を図るため、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定めた医薬品の規格基準)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ざっとみてみると、精をつけるニンジンや、更年期によいとされている漢方、当帰芍薬散の主成分であるシャクヤクを含むなど、なるほど身体によさそう。 

中でも含有成分の多さで目立つのは、インヨウカクケイヒウショウの3つ。 

 インヨウカク(淫羊カク)は、男性には腎の陽気が衰えたための陽萎や、子宮の冷えが原因で子供にめぐまれない女性に効果があるといわれています。この草を食べた羊が一斉に発情したことから、この名がついたそう。


 ケイヒ(桂皮)は、ご存知シナモンの仲間、というかほぼ同じ。身体を中から温め、発汗を促し、胃腸機能の働きをよくします。

 ウショウ(烏樟)は、高級な楊枝などによく使われるクロモジの幹や枝から取れる漢方。咳をしずめ、胃を丈夫にします。お風呂にいれると、よく身体が温まり、関節痛などによいそうです。

うーむ、薬用養命酒……、基礎体温があがらなくて悩んでいる妊活女子に最適じゃないですか……!これは漢方薬のひとつとして試してみる価値、おおいにありです。
 が、毎日薬としてお酒を飲むのも楽しくないなー。しかも服用規定は20mlと少量だし、美味しいとは言えないし……。薬用養命酒は薬としてとりあえず脇に置いておいて、もっとカジュアルに、お酒を楽しみながら冷えを改善できないものか……!

そんなわけで次回は、飲み会の時に冷え性女子が頼むべきお酒について、書いてみますね。

続き記事はこちら↓

https://nukumaruya.com/shop-blog/2019/07/07/【健康コラム】温める酒と女子と飲み会/


では、よい夏をお過ごしください(^o^)

※この記事は口コミサイト『しんきゅうコンパス』2017年5月掲載コラムの再掲です

蕨 西川口 はり灸指圧治療ぬくまる屋 店主 

あいざわゆきこ

おかげさまで2周年 2019
04/17

この4月に、はり灸指圧治療ぬくまる屋は開店2周年を迎えました。
ご愛顧いただいているお客様への感謝の気持ちをこめて、特典メニューやくじ引きなどをご用意しています。(2019年6月30日迄)



【ご来店特典】
①オリジナルコーヒードリップバック1杯分プレゼント(期間中おひとり様1個)
②お楽しみくじ引き(期間中ご来店毎1回)
1等:その場で1000円引き(お試しコースは200円引き)
2等:次回使えるじゃんけんクーポン 
3等:次回使える脚のオイルマッサージクーポン
4等:ようかいけむり

【新規限定お得セットメニュー】

➀ぬくまる屋はじめてセット45分 3950円
②ぬくまる屋美容鍼デラックスセット75分 6400円
※メニュー内容はこちらをご覧ください。

皆様のご来店を、こころよりお待ちしています。

西川口・蕨 鍼灸指圧マッサージ 

はり灸指圧治療ぬくまる屋
あいざわゆきこ