【健康コラム】冷えと女子とお酒 2019
07/5

さて、先日は昔のお友達(とってもパワフルでおしゃれな素敵女子です)がお店に遊びに来て下さり、治療のあと飲みにくりだしましたので、今度はオンナノコとお酒のお話を。


 最近の女子は冷えていることが多く、古来から身体を温めるには、適量のお酒がよいとされています。

 かく言う私も、昔から冷え性。小学生の時の体温はいつ測っても35度台。そして喘息持ち。

 冷えによる喘息の悪化があるのでは、と睨んだ母の見立てにより、薬用養命酒を毎日おちょこに1杯だけ飲まされてました^^;(今だったら色々ヤバイんだろうけど、まあ時効ということで。)

 確かに養命酒を飲むと、身体がほんわり暖かくなって、寝付きがよくなったような気がします……。

が、今だから白状しますけど……くっそまずいんだわ!これが(いや、個人の嗜好にもよるんだろうけど)!で、反発して、いつのまにやら飲まなくなってしまいました……とほほー。

 けれど、身体が温まったのは確かなので、薬用養命酒とはどんなものなのか、少し調べてみました。
↓下記は養命酒製造株式会社様のHPより引用。

イメージ 1

https://www.yomeishu.co.jp/yomeishu/about/product.html
薬用養命酒の薬効成分
成分・分量(60mL中)日局 インヨウカク 114mg日局 ウコン 36mg日局 ケイヒ 270mg日局 コウカ 12mg日局 ジオウ 60mg日局 シャクヤク 60mg日局 チョウジ 24mg日局 トチュウ  18mg日局 ニクジュヨウ 48mg日局 ニンジン  60mg日局 ボウフウ 96mg日局 ヤクモソウ 48mg  ウショウ 594mg  ハンピ 12mg

上記の生薬を日局規定のチンキ剤製法に準じて冷浸する。添加物として、みりん、アルコール、液状ブドウ糖、カラメルを含有する。 アルコール分14%

効能:次の場合の滋養強壮:胃腸虚弱 、食欲不振、血色不良、冷え症、肉体疲労、虚弱体質、病中病後

(筆者注;日局とは「日本薬局方」のこと。医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第41条により、医薬品の性状及び品質の適正を図るため、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定めた医薬品の規格基準)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ざっとみてみると、精をつけるニンジンや、更年期によいとされている漢方、当帰芍薬散の主成分であるシャクヤクを含むなど、なるほど身体によさそう。 

中でも含有成分の多さで目立つのは、インヨウカクケイヒウショウの3つ。 

 インヨウカク(淫羊カク)は、男性には腎の陽気が衰えたための陽萎や、子宮の冷えが原因で子供にめぐまれない女性に効果があるといわれています。この草を食べた羊が一斉に発情したことから、この名がついたそう。


 ケイヒ(桂皮)は、ご存知シナモンの仲間、というかほぼ同じ。身体を中から温め、発汗を促し、胃腸機能の働きをよくします。

 ウショウ(烏樟)は、高級な楊枝などによく使われるクロモジの幹や枝から取れる漢方。咳をしずめ、胃を丈夫にします。お風呂にいれると、よく身体が温まり、関節痛などによいそうです。

うーむ、薬用養命酒……、基礎体温があがらなくて悩んでいる妊活女子に最適じゃないですか……!これは漢方薬のひとつとして試してみる価値、おおいにありです。
 が、毎日薬としてお酒を飲むのも楽しくないなー。しかも服用規定は20mlと少量だし、美味しいとは言えないし……。薬用養命酒は薬としてとりあえず脇に置いておいて、もっとカジュアルに、お酒を楽しみながら冷えを改善できないものか……!

そんなわけで次回は、飲み会の時に冷え性女子が頼むべきお酒について、書いてみますね。

続き記事はこちら↓

https://nukumaruya.com/shop-blog/2019/07/07/【健康コラム】温める酒と女子と飲み会/


では、よい夏をお過ごしください(^o^)

※この記事は口コミサイト『しんきゅうコンパス』2017年5月掲載コラムの再掲です

蕨 西川口 はり灸指圧治療ぬくまる屋 店主 

あいざわゆきこ

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